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▼ コンテンツ
・ 第1回 ドレがドレミ?
・ 第2回 人に好まれるメロディーの秘密
・ 第3回 この曲は何拍子?
・ 第4回 “コードネーム”を攻略!!〜基礎・前編〜
・ 第5回 知っておきたい「メロディー作り」の掟
・ 第6回 グルーブってなんだろう?
・ 第7回 コードにメロをのせる方法
・ 第8回 メロディにコードをつける方法その1〜スリーコード編〜
・ 第9回 メロディにコードをつける方法その2〜副和音編〜
・ 第10回 “コードネーム”を攻略!! 〜基礎・後編 7thコード〜
・ 第11回 7thコードの使い方

▼ 音楽作成ソフトのご紹介
・ ABILITY 3.0
・ Singer Song Writer Lite 10









第1回 ドレがドレミ?

音や図解を使って解説する“楽しく学べる作曲・アレンジ講座”。

わたくしギタリスト・作曲家の小川 悦司が是非知っておきたい“音楽のウンチク”や、作曲、アレンジに役立つTipsを毎回紹介してきます。

まずは音楽の基礎的な部分から始めていきますので「んなのわかってるよ・・」という方もいらっしゃるでしょうが、そこは少しだけ“おさらい”の意味も含めてお付き合い下さい。

さて、第1回目は「ドレミ・・・」。

そう、音階についてです。それぞれバラバラの高さで歌っても同じ曲として認識できるのはなぜか?

今回はそこを考えてみたいと思います。


同じ曲にきこえますか?

例えば、誰かに「ちょうちょ」を歌ってみて?とか、「君が代」を歌ってみて?と言ったとしましょう。

ちょうちょは「ソミミー・ファレレー」、君が代は「レ−ド−レ−ミ−ソ−ミ−レ―」というイメージのはず。でも、楽器のガイド無しで歌ったら、恐らく皆それぞれに異なる高さで歌い始めるでしょう?
 
例えば次の4つのサンプルを聞いてみてください。

サンプル1a.mp3
サンプル1b.mp3
サンプル1c.mp3
サンプル1d.mp3

これらには音の高さの違いこそあれ、前半2つは「ちょうちょ」、後半ふたつは「君が代」に聞こえたはずです。

そして「ちょうちょ」はどちらもイメージ的は「ソミミー・ファレレー」と感じられるはずです。

このように実際には鍵盤の音と一致しなくとも、感覚的にイメージできる「ドレミファソラシド」を「移動ド」もしくは「階名」と呼びます。


ドレミファソラシドの正体!!

では何故異なる高さなのに同じ階名を感じ、そして同じ曲だと思うのでしょう?

結論から言えば、それは音の高さが違っても並び方が同じであるためです。

ポピュラー音楽では、いくつかの音が演奏されると一般的に「あ、ここがドかな?」というのが分かるような音使いをしているものです。その音使いのひとつの目安となるのが音階です。

音階とはその名の通り「音の階段の形」のこと。一般的に最も多く使われている音階は、7音音階(ダイアトニックスケール)で、その中でも特にポピュラーなのが「ドレミファソラシド」なのです。

ではこの「ドレミファソラシド」が一体どのような構造になっているのか、よくよく鍵盤を見てみましょう。


この図を参考に「ソミミ−・ファレレ−・ドレミファ・ソソソ」と弾くと「ちょうちょ」になりますが、ここで大事なのは白い鍵盤の間には幾つかの黒い鍵盤があるということ。

この黒鍵に●をつけてみると次のようになります。


確認してみると「ミ」「ファ」と「シ」「ド」は隣り合っていますが、他の音の間には黒鍵があります。

言い換えれば白鍵と黒鍵を区別せずに同列に考えると、1オクターブには音が12個あり、「ひとつ飛び」と「隣り」の組み合わせで、使う音と使わない音があるのです。

そしてこの「ひとつ飛び」の音程を「全音」、「隣り」を「半音」と呼びます。

この形を階段で表すと・・・


こんなイメージになります。

赤が全音、青が半音です。

基本的に全音で繋がり3、4番目と7、8番目の間だけが半音になるパターンがドレミファソラシドの正体なのです。

これは別名「長音階」「メジャースケール」といいます。

ピアノの鍵盤は白鍵と黒鍵がありますが、実はどこから始めてもこの階段の形さえ作ればドレミファソラシドに聞こえるのです。

ちなみにギターならこの図のようになります。

3、4番目と7、8番目だけが隣り合うようにポジショニングすれば、どこからでもドレミ〜は弾けるのです。



音名と階名

では、高さの違うサンプル1bの「ちょうちょ」がどこから始まっているか見てみましょう。


先ほどとはスタート位置が違います。

さて、ここで疑問を持った人もいるでしょう。そう本来の鍵盤上の音を読むなら「シbソソ−・ラbファファー」だからです。

しかしながら、この図に従って「ソミミ〜」と弾けばやはり「ちょうちょ」に聞こえるはず。

要するに、始まる場所の違うドレミファソラシドという概念が「階名」「移動ド」の概念ともいえるわけです。

でもそれでは、鍵盤の位置を言葉で伝えるとき困らないのか?という疑問もわきますよね?

「ド」から弾いて・・・といわれても、どこの「ド」のこと?となってしまいます。

実はこの「移動ド」の考え方とは別に、きちんと鍵盤上の音の名前を表す「音名」という考え方があり、シチュエーションによって使い分けているのです。

通常ポピュラー音楽の現場では、絶対的な音の高さを表す「音名」には英語表記の「CDEFGABC」を。クラシックではドイツ語の「CDEFGAH」を用いるのが一般的です。

「ドレミファソラシド」はイタリア語ですが、これだけは音名(固定ド)と階名(移動ド)のどちらでも使うことがあるというわけです。

音名には日本の呼び方もあります。

「ハ長調」とか聞いたことあるでしょう?


いかがでしたか?

高さが変わっても同じメロディーに聞こえる理由、そして階名(移動ド)と音名(固定ド)の違いは理解していただけたでしょうか・・・?

第2回はメロディーの作り方の基本を紹介したいと思います。






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